兵庫県神崎郡市川町
Client:有限会社文化農場
Branding Direction & Space Direction & Graphic Design:すみかずき(合同会社シェアローカル)
Space Design Supervision :楠目晃大(DBYM)
Construction:川崎建築 & 一部施主施工
Illustration:中村ころもち
- 人と自然の再接続
- その土地に馴染む
デザイン - 文化を育てる農場
野菜苗生産事業を営む「有限会社文化農場」の1,000年に向けたリブランディングを担当。祖父の代から地元で育苗業を60年続けてきた文化農場のコンセプトの明確化、VI計画、自社商品のパッケージデザイン、ミーティングルーム改修ディレクションをリブランディングの第一フェーズとして実施。
課題感
- 今までのロゴは、デザイナーが製作したものではなかった。
- 祖父の代から地元で育苗業を60年続けてきた文化農場の今後のコンセプトが必要だった。
- 企業名もリブランディングで変更しても良いと考えている。
提案
- 先代が作り上げた文化農場のアイデンティティ(ブランドカラーやロゴの形状)を残しながら「その土地に馴染む」を意識しデザインのVIを提案。
- ヒヤリングを重ねる中で、日本(アジア)は農耕民族だったという歴史と現代における農業のあり方と、これからの農業のあり方という、過去・現在・未来の視点から「人と自然の再接続」という言葉を企業ミッションに。
- 「野菜を育てるという行為は日本の文化である」と定義し、「文化を育てる農場」という企業コンセプトを提案し会社名もそのまま残すことに。
- 「日本文化を育てる」を1,000年かけて実現させるための象徴として「自然カラーの日の丸」をシンボルマーク据え置く。
- ロゴマークの全容は、日本文化を育てるという確信が持てた時に見せるよう、基本見せない使い方に。
- 自社プロダクト第一弾商品のパッケージも「文化の土」という名前を提案&デザイン。
- 自社プロダクトの「文化の土」のメインビジュアルを天に向かって飛ぶことから天道虫と呼ばれ古来から親しまれてきたてんとう虫を文化農場のロゴマークに見立ててデザイン。
- ミーティングルームの改修のディレクションも行い、ロゴマークの一部を象徴として壁面に配置。
- ロゴマークに会議の内容を書き込めるように黒板仕様に。
- 農場で普段使われている材料であるモノである、ポリカーボネートやパレットを建築部材に使用。