三重県伊賀市猪田地区
Client:大田酒造
Art Direction & Design:すみかずき(合同会社シェアローカル)
Illustration:岩名泰岳
Print:ヨツハシ株式会社
Works Photo:Yuya Maeda(edalab.)
- 土から滲み出てきた
ような日本酒 - その土地を凝縮した
デザイン
三重県伊賀市猪田地区に蔵を構える大田酒造の、創業130年の節目に「原点回帰」を掲げて商品化した地酒「i田(いだ)」のパッケージデザインを担当。
想い
- 地元「猪田(いだ)地区」の酒米、地元の水で醸す正真正銘の地酒という想いを伝えたい。
- 130周年という節目であり原点回帰のお酒である。
- 「地に足つけた酒造り」をこれからも続けていきたいという願いを込めたお酒。
提案
- 「土」というテーマでデザイン。
- 新しいお酒だが、猪田の「土」から出土したようなデザイン表現で『地の力』を手に取るお客さんに潜在的に伝えたい。
- 土を感じ、風景を感じ、歴史を感じるデザイン。
- お酒を飲みながら絵と対話していただきたいという想いからラベルには文字情報を一切入れずデザイン。
- 封ラベルもカットされた紙ではなく、自然を感じられるちぎり和紙を使用。
制作経緯
大田酒造がお酒を奉納している猪田神社を訪問した際、偶発的に撮影した写真がまさに「土」から見た猪田の景色だった。その1枚の写真から「土」というテーマに辿り着き、デザインコンセプトに展開。ラベルも、地元の画家である岩名泰岳氏が描いた3枚の中で最も「猪田」を感じたものを採用。その絵もまさに、猪田神社で見た木漏れ日、木々の間から見えた青空、猪田の土から滲み出た水、猪田の土だった。
