すさみアートキャンプ

和歌山県西牟婁郡すさみ町

Client:一般社団法人すさみの美術大学

Event Planning Support:源口葉月(合同会社シェアローカル)

Art Design & Workshop Design:すみかずき(合同会社シェアローカル)

Graphic Design:向井 佑弥

  • 仲良くなるは
    相手がいて成立する
  • 関わりしろの
    あるデザイン
  • 会場装飾も
    みんなでつくる

和歌山県すさみ町で開催された「すさみアートキャンプ」のデザインディレクションとワークショップの実施を行なった。本イベントは従来の芸術祭とは異なり、「仲良くなるって、美しい。」をコンセプトに会期中に作品制作を行い、最終日までに作品を完成させるという「過程」を共有し作家と来場者が仲良くなるというイベントだった。そこでロゴやデザイン展開も参加者や各作家が介入できるような余白を設けたデザインを試みた。また、コンセプトである「仲良くなる」というキーワードを「仲良くなるは、相手がいて成立する」という解釈のもと複数の要素が組み合わさってマークになるようなデザインで表現。

想い

  • 通常の芸術祭とは違い、地域とアートと人が交わる場にしたい。
  • 作品をただ展示するのではなく、会期の3日間の間に制作し、展示し、鑑賞する新しい形の芸術祭を実施したい。
  • 「仲良くなるって、美しい。」というコンセプトをロゴで表現してほしい。
  • すさみを感じるデザインにしてほしい。

提案

  • 「仲良くなるは、相手がいて成立する」という意味で、複数のモチーフをロゴとして合わせることを提案。
  • のぼりやキャプション等が手書きの可能性があるため 誰でも(子供でも)再現できる造形のロゴマークに。
  • のぼり等に展開する際に、造形を変えてもロゴとして認識できるような可変性の高いロゴに。
  • 会場装飾である「のぼり」をアートキャンプ中に完成させる「作品」として捉え、来場者とのぼりを作るワークショップを提案し実施した。
  • のぼりを作品展示場所の「しるし」として各作家に描いてもらうよう提案し実施した。
  • キャプションボードは作家自らが手書きで記入できるようフォーマットのみを制作。
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