和歌山県有田郡有田川町
Client:株式会社坂口製作所
Planning:下村 祐輝(一般社団法人しろにし)
Project Management:坂彬光(坂彬光制作事務所)
Produce & Product Direction & Art Direction:すみかずき(合同会社シェアローカル)
Product Design:楠目晃大(DBYM)
Graphic Design:Kaori Shimomura
Movie Design:門井 建(株式会社ennn)
- 今日、仕事使い。
明日、遊び使い。 - 遊びを、運べ。
- 工具一つで、着脱が
可能な運べる部屋。
和歌山県有田川町に工場を構える株式会社坂口製作所のBtoC向け自社商品のプロダクトの方向性提案、コンセプト立案、キャッチコピー制作、デザインディレクション等のプロデュース業務を行なった。自社で試作していた軽トラに積載するキャンピングキャビンという方向性では、市場に性能が優れた類似商品が多数あると判断し、キャンピングカーの弱みである「使用用途の制限、セカンドカーとして活用しなければならない、カスタマイズのしにくさ」を強みに変えられる、「着脱式キャビン」という新たなジャンルを提案。「着脱式キャビン」というキーワードを「今日、仕事使い。明日、遊び使い。 遊びを、運べ。」というキャッチコピーに集約し、プロダクトへ展開した。
課題
- 自社商品としてBtoC向けのプロダクトを開発するため、社員からアイデアを募り、軽トラへ積載するキャンピングキャビンの試作をしたがデザインやコンセプトがまとめきれてなかった。
- 自社商品を開発すること自体初めてだったため、ブランドの作り方などの知識がなかった。
- アルミ加工会社なので、キッチンやシャワーなどの快適空間はつくれない。
- 全て自社で製造が完結する製品が理想的。
提案
- キャンピングカー業界の市場調査や分析を行い、性能の差や軽トラックに乗せるという制約では他社商品に勝てないと判断し、新たなジャンルを確立することを提案。
- キャンピングカーの弱みである「使用用途の制限、セカンドカーとして活用しなければならない、カスタマイズのしにくさ」を強みに変えられる方法を模索し、コンセプトを設計。
- 普段は家の片隅で自分専用の趣味部屋として、週末は部屋ごと連れ出して遊びに出かけられる革命的な着脱式キャビンという新たなジャンルを開発。
- 工具一つでスムーズな着脱が可能な機構の開発。
- 購入者が自由にカスタマイズできるシンプルな内装の提案。
- 商品コンセプトが一言で伝わるキャッチコピー「今日、仕事使い。明日、遊び使い。 遊びを、運べ。」の制作。